Debianでのiptables設定

Debian(stretch)でのiptables設定について、調べたことをまとめてみます。

以前は、以下のようなスクリプトを /etc/network/if-pre-up.d/ に置いて、iptables設定を行っておりました。
(外部からは、IPアドレスが「192.168.1.2」の管理用PCからと、httpとhttpsの通信のみを許可する例です。)

しかし、インターフェースが複数ある場合に、同じ設定が2重に設定されるという状況になってしまいました。
Debian 管理者ハンドブックの「14.2.4. 起動時にルールを適用する」 を見てみたところ、 /etc/network/interfaces に設定する方法が推奨されていたので、その方法で設定することにしました。

まず、上のスクリプトを /usr/local/etc/iptables.sh に置きます。このとき、置くディレクトリは任意の場所、ファイル名は任意のもので構いません。

次に、以下のように、 /etc/network/interfaces の中の最後のインターフェースのところに「up /usr/local/etc/iptables.sh」と書きます。

以上で設定は終わりです。
この設定に変えてからは、同じ設定が2重に設定されることはなくなりました。

NetworkManagerなどを利用している場合は、設定方法が変わりますので、NetworkManagerのマニュアルなどを調べる必要がありそうです。